長野県小布施町の小布施ワイナリーが造る「ちゃぶ台ワイン 2023」を味わった。
スキーツアーの夜、仲間とちゃぶ台を囲みながら楽しんだこのワインは、まさに“気取らず飲める日常ワイン”という表現がぴったりである。
ちゃぶ台ワインとは
裏ラベルには、造り手の想いがユーモアを交えて綴られている。
要点をまとめると、次のような特徴がある。
■ 造り手のこだわり
- 小布施ワイナリー唯一の ハイブリッド品種ワイン
- 会計事務所から「赤字だからやめた方がいい」と言われても造り続けている
- 造り手の“矜持”が詰まったワイン
■ アリカントとの出会い
- 北側の畑では 15 年間、ピノなど欧州系品種を植えては寒さで枯死
- 最大 3 回の植え替えを経て、最後に辿り着いたのが ベリーアリカント A
- 日本の伝統的ワイン用品種で、色合いと香りが魅力
- 栽培は容易ではないが「凍死しない」ことが最大の救い
■ ちゃぶ台ワインのコンセプト
- イタリアのワイナリーで見かける“計り売りワイン”のような存在
- 造り手の自家消費用を「お裾分け」するイメージ
- コップ飲み、茶碗飲み、ラッパ飲みでも OK
- 気取らず、家族や仲間と楽しむための “人にやさしいワイン”
小布施ワイナリー唯一のハイブリッド品種ワイン。会計事務所に「赤字で生産していると思われるこのワインの製造を辞めよ」と言われても未だ根気よく造り続けてます。これも造り手の矜持?!
ワイナリーより北に位置する一部の自社ワイン畑は 15 年もの間ピノなど 10 種以上の欧州系ワイン葡萄を植えてきましたがことごとく零下 15 度の寒さに負けて枯れ死に最大 3 回もの植え替えを繰り返した畑です。根気も尽き諦めの境地で垣根畑に植えたのが救世主「ベリーアリカント A」(通称 アリカント)。フランス産のアリカント ブーシェを親に持つ日本の伝統ワイン専用品種であるアリカントはチャーミングな香りかつ素晴らしい色合いのワインが生まれます。収量制限する垣根栽培では決して栽培容易と言えないアリカントですが,凍死しないのが救い。
このワインはイタリアでよく見かけるようなワイナリー内の計り売りワインのイメージ。まさしく私達の自家消費用お福分け(お裾分け)ワインです。ライトな味わい故(ハイブリッドはワインじゃない!」とか今はアレコレ言わず,ちゃぶ台にボトルを置いてコップ飲み OK,茶碗飲み OK,ラッパ飲み OK(?)で家族や仲間と楽しく飲んでほしいです。このワインは我々造り手にも飲み手にも「人にやさしい(vin de table ならぬ)ちゃぶ台 wine」です。
2. 実際に飲んでみた感想
スキーツアーの夜、仲間とプラコップで分け合いながら飲んだ。
裏ラベルのメッセージ通り、肩肘張らずに楽しめるワインである。
■ テイスティングメモ
- プラコップでも分かる 鮮やかな色合い
- 香りは豊かでチャーミング
- 軽やかで飲みやすく、食事との相性も良い
- 仲間にも好評で、場の雰囲気を明るくしてくれるタイプのワイン
ちゃぶ台を囲むようなカジュアルなシーンにぴったりで、また飲みたいと思わせる魅力がある。
商品情報
- 品種 : 自社農場産アリカント(垣根栽培)主体
- 産地 : 日本 長野県上高井郡小布施町押羽
- ヴィンテージ : 2023 年
- アルコール : 12 %
- 購入日 : 2024-12-25
- 購入店 : リカーポケットみずはた
- 税込価格 : 1,595 円
まとめ
「ちゃぶ台ワイン 2023」は、ワインの格式にとらわれず、仲間と気軽に楽しめる“日常のためのワイン”である。
特別な料理がなくても、気の置けない仲間と飲むだけで十分に満足できる一本だった。
ちゃぶ台を囲む機会があれば、ぜひまた味わいたい。



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